主に香水や精油の原料、漢方としても使われる「パチュリ」ですが、ネットで調べると「やばい」と言うワードが出てきて怖くなりました。
パチュリは有名な香水にもよく使用される成分の1つで、「やばい」「危険性」「禁忌」と言うようなワードを目にすると不安になります。
早速ですが、「パチュリ」ってヤバい?
実際に調べてみました↓
まず1つ目は↓
・経口毒性に注意
パチュリの精油には経口毒性があるとされており、原液のまま飲用すると重篤な副作用を引き起こす可能性が指摘されています。
パチュリの精油を大量に飲むことで生じる副作用↓
・頭痛
・吐き気・嘔吐
・腹痛・下痢
・全身の痒みや発疹などのアレルギー反応
・めまい・立ちくらみ
・顔面紅潮・顔のほてり
・過呼吸
・耳鳴り
・意識障害
・呂律が回らない
・食欲不振
・記憶力の低下
パチュリは医薬品ではないため正確に言うと副作用(※医薬品に対して使われる用語です。)ではないのですが、パチュリの精油を飲用すると上記のようなリスクがあると言うことを知っておくべきです。
「パチュリの精油を飲むはずなんてない!」と思うかもしれませんが、パチュリはハーブの一種なので、ハーブティーの感覚で精油を飲んでしまう人もいるそうです。
パチュリに限らず精油(植物の濃縮物)は絶対に飲用しないでください。
当たり前のことですが、パチュリが含まれている香水も飲用してはいけません。
パチュリの精油に関するトラブルで多いのが「直接皮膚に塗布して炎症」「間違って飲用して嘔吐や腹痛」「アロマディフューザーで長時間焚き続けて目が充血」などです。
どんなに優れた薬にも副作用があるように、精油やアロマテラピーにもリスクが伴うことを知っておくべきでしょう。
パチュリの精油にリスクを凌駕する良い効果があるのか?というとパチュリの効果について科学的根拠が曖昧で首を傾げる面はありますね。
パチュリは医薬品ではないので、効果や効能を期待するべきではないということです、その点をご理解ください。
なぜ、パチュリの精油は飲んではいけないのでしょうか?
精油を飲んではいけない理由は諸説ありますが、一般的な例としては↓
「1.精油の抽出に使われる原料は食用できないモノや品質が良くない物、一般市場では出回らない物が使用されている場合があるから」
「2.ほとんどの精油やアロマオイルは雑貨として販売されているため、食品には使われない石油系の溶剤で偽和されている可能性があるから」
「3.食用には適さない強い農薬や防腐剤が使われている場合があるから」
次に、パチュリの効能ってどんなのがある?調べてみました↓
・不安を和らげる
・暗い気持ちを前向きにする
・自律神経を整える
・気持ちがおおらかになる
・体内時計の乱れを整える
・睡眠の質を改善する
・寝つきを良くする
・ストレスを緩和する
・胃腸の調子を整える
・おならの臭いを軽減する
・便秘を改善・下痢を抑える
・頭痛を緩和する
・疲労を回復する
・免疫力を高める
・体内の老廃物を排出する
・口臭を抑制する
・体臭を軽減する
・顔のむくみを改善する
・血行促進作用
・新陳代謝を活性化する
・リラックス作用
・集中力を高める
・肌荒れの改善
・乾燥肌の改善
・アクネ菌の繁殖を抑制
・過剰な皮脂の分泌を抑える
・肌のアンチエイジング作用
このような効能が期待できるなら最高じゃん!と思うかもしれませんが、大規模な研究によって作用機序が明確に解明されていないことから医学的根拠は曖昧だと言われています。
パチュリの精油は大昔から人々が愛用している王道のモノなのに安全性や効果についてよく分かっていません。
なのに、パチュリ精油の効能を期待して直接皮膚に塗布したり飲んだりする人がいるというのは驚きですよね…
パチュリの精油に関する論文や研究結果が少ない理由は「立証しても意味がない」事が挙げられます。パチュリは古くから慣れ親しんだ植物なので今更効果や安全性を研究しても新事実が発見できないからだと言われています。
パチュリ精油の効果や安全性について不確かなことが多いですが、これだけは確かに言えます↓
パチュリの精油を絶対に飲用しないでください。
パチュリの精油の匂いを実際に嗅いでみると分かりますが、飲んだらヤバそうな刺激臭がするので、大人がそれを飲もうと普通は思いませんが、子供の場合は興味本位で誤飲してしまう可能性があります。
もしパチュリの精油が家にある場合、子供の手が届かない場所で厳重に保管してください。
パチュリはハーブの一種ですが、パチュリに限らずハーブ全般は大量摂取したり、濃縮物を皮膚に塗布するのはよくないとされています。
また、パチュリには肝毒性のリスクも潜んでいるため、肝臓の弱い方は特に注意してください。ハーブというと体に良さそうなイメージを持たれる方も多いですが、実は「諸刃の剣」であることを知っておくと良いでしょう。
適切な量であれば害になる可能性は低いが、使い方を間違えると「危険性(リスク)」が伴います。
初心者には適切な量がどれくらいなのか判断できないケースがあるので、もしパチュリの使用量や使い方に不安があるのであれば、アロマセラピストやメディカルハーブのお医者さんに相談してください。
パチュリは取扱いから保管までかなり手間がかかるのでアロマ初心者の方にはお勧めできません。
正しい知識がないと身に危険が及ぶ可能性があるため気軽に扱えるモノではないと言えます。
あくまで、香りを楽しむ芳香目的で少量だけ使用されるべきであり、最初からパチュリの効果効能を目的とした間違った使い方(飲用や直接塗布など)はやめたほうが良いでしょう。
次に2つ目は↓
・健康被害のリスク
パチュリは原価が高いので、石油由来の成分(合成成分)で希釈されていることがあります。
石油由来の成分で希釈されている精油をアロマディフューザーなどで毎日焚くと、希釈された石油の成分まで吸い込むことになり、長期的に観て脳への影響や危険性が指摘されています。
特に、ネブライザー式のアロマディフューザーを使用する際はご注意ください。
ネブライザー式のアロマディフューザーは、オイルを直接気化させてダイレクトに成分を拡散させます。
水を使わないので衛生面の管理には便利ですが、アロマオイルに希釈されている石油成分や化学合成成分を中和せずに直で吸引してしまうリスクがあります。
少量の使用であればそこまで深く考える必要はないと思いますが、長期的にネブライザー式のアロマディフューザーで大量に焚く場合は特段の注意が必要です。
これはあくまで、アロマオイルや精油が石油由来の成分で希釈されている場合です。
ちゃんとしたグレードのオイルであれば、石油成分は含まれておらずネブライザー式のアロマディフューザーで焚いたとしても問題はないです。
100%天然の物であれば安心できますが、「100%ピュア」「天然100%」「100%本物」と表示されているアロマオイルでも実際は石油由来の成分などで希釈されているものも多くあります。
石油成分で希釈されていない本物を見極める力が必要ですが、心配であれば誰もが知っている超有名メーカーの商品を買うのが無難ですね。
※パチュリの精油は高価なモノなので石油由来の成分で希釈されていることも多く、石油由来の成分で希釈した後に合成香料を混ぜているケースも存在するそうです。
前提条件として、パチュリの精油は高価な物なので「混ぜ物なしの天然物は安くは買えない」ということを知っておいた方が良いでしょう。
それでは本題に入ります!
✔︎パチュリは危ないの?安全性は大丈夫?効果効能や禁忌・毒性も調べてみました。実際の使い方、評判や口コミも全て詳しく解説!また、信頼できる精油メーカーについても言及します。
精油の偽和(偽物)について
精油の偽和問題が深刻化しているので、そのことについてお伝えします。
精油やアロマオイルは雑貨として販売されているため、食品には使われない溶剤でカサ増しされているケースがあります。
「世間で流通しているアロマオイルの9割は偽物」と言われるぐらい、偽和と呼ばれる「合成香料や溶剤などでカサ増しされる」行為が問題になっています。
精油を偽和するのは違法じゃないか?と思われますが、精油は雑貨として販売されているため、食品衛生法の規制の対象外となります。
つまり、雑貨を飲む人はいないよね?ということです。
そもそも、精油は飲んではいけないので「たとえ偽和された精油であっても普通に使えば(飲んだり、肌に塗布したりしない限り)問題ない」という指摘もあります。
精油を飲んではいけない理由を分かりやすく説明↓
以上が精油の偽和問題と精油を飲んではいけない理由の解説でした。
それでは本題に入ります↓
パチュリについて
名前 | パチュリ |
---|---|
学名 | Pogostemon cablin |
別名 | パチョリ、霍香(読み方:かっこう) |
科名 | シソ科 |
花言葉 | 「隠蔽」「隠し事」「嘘の記憶」「涙の先に後悔あらず」「絶望の記憶」「誠実な嘘に愛はない」「後悔と絶望」「嘘も信じれば真実になる」「何が嘘か分からない」「涙は人を強くする」 |
原産国 | インド、中国、東南アジア |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
抽出部位 | パチュリの葉 |
希少性 | |
価格 | 油で希釈されている→安い 混ぜ物がない天然物→高い |
効能 | ・不安を和らげる ・ストレスを緩和する ・気分を明るくする ・暗い気持ちを前向きにする ・睡眠の質を改善する ・寝つきを良くする ・胃腸の調子を整える ・体内の老廃物を排出する ・口臭を抑制する ・体臭を軽減する ・おならの臭いを軽減する ・ホルモンバランスを整える ・自律神経の乱れを整える ・生理痛やPMS、更年期障害の緩和 ・皮脂のバランスを整える ・肌に潤いをもたらす ・肌の炎症を抑制する ・新陳代謝を活性化する ・肌荒れ予防 ・自尊心を高める ・集中力を高める ・幸せな気持ちになれる |
ニキビ治療の科学的根拠 | 民間療法でよく使われるが科学的根拠は乏しい ※ニキビに有効だとするネットの情報があるが科学的根拠が乏しく本当に有用かどうかは判断できない。 本当にニキビに効果があるなら医薬品になっているはずなので、ニキビに悩んでいる人が望むような効果は得られないでしょう。 結局のところニキビができる原因は遺伝性の場合を除くと、保湿不足か間違ったスキンケアの仕方が原因の場合がほとんどだと言われています。 ”ニキビができにくい肌環境=潤い(水分)がある清潔な肌” そういう点では、パチュリには肌の保湿作用や収斂作用、抗菌作用、皮脂抑制作用が期待できるとされるので、間接的にニキビをできにくくする肌環境を整えてくれる可能性はありますね。 ただし、パチュリの精油は皮膚刺激作用が強いので肌に塗布する際は必ず希釈(薄めて)ください。 薄めずに原液のまま塗布すると色素沈着(シミ)や肌荒れの原因になるので注意が必要です。 |
匂いの評判 | 男性ウケは良いが、女性の場合は好みが割れる傾向あり。 パチュリの匂いは「タンスの防虫剤の香り」「どこか懐かしさを感じる爽やかな香り」「人工的なミントの香り」とも表現されます。 匂いが複雑すぎて吐き気がするという方もいます。 ※不快に感じる方もいるので公共の場での使用は注意が必要です。 |
禁忌 | ・犬や猫の飼育環境で使用注意 ・妊娠中や授乳中の使用注意 ・アレルギー体質の方は注意 ・薬との飲み合わせに注意 ・間違った使い方に注意 ・皮膚に直接付けない ・経口摂取しない ・長期連用しない |
注意事項 | ※天然物のパチュリは高価なため石油由来の成分で希釈した物も多く流通しています。 その精油をアロマディフューザーなどでみだりに焚くと石油成分まで吸い込んでしまい、健康被害への懸念があるのでご注意ください。 |
パチュリの原産地は?
パチュリの主な原産国はインド、中国、東南アジアなどになっています。
元々の原産地はインド・インドネシア・マレーシアなどの熱帯地域とされています(※様々な国で自生しているので正確な原産地は不明です)が、18世紀ごろにヨーロッパに持ち込まれて以降世界中に広がりました。今では世界中で栽培されている人気の植物です。
今現在、パチュリを大規模に栽培している主な国はインドと中国です。
最近だと中国産のパチュリオイルは安くて量が多いことから、世界シェアをとてつもない勢いで伸ばしていることでも有名です。パチュリの精油はとても高価なので、コスパの良い中国産のパチュリオイルに需要が集まっています。
ちなみに、香水や精油の原料となるパチュリは人の手によって栽培されたものが使われています。
自然に自生している品種は虫がつきやすく品質も不安定なのでグレードの高い精油などには使われません。
パチュリは日本で栽培されている?
パチュリは気温さえ合えば放っておいても育つので比較的育てやすい植物です。
日本では観葉植物として栽培されることはありますが、香水や精油の原料に使われる大規模な栽培はほぼ行われていません。
つまり、日本で流通しているパチュリの精油はほぼ全てが海外産であるということです。
日本で流通しているアロマオイルの中には、石油由来の成分で希釈された物も多くあるので通販などで購入する場合は品質をよく調べましょう。現地の農家と直接契約をしている有名なメーカーの商品であれば信頼できますね。
確実に本物を入手したいのであればパチュリを自分で栽培するのが確実です。
種や苗からであれば安く育てることができ、完全オーガニック栽培も可能となります。
自家栽培すれば自分で使わない限り農薬とは無縁なので、農薬や防かび剤を使ったパチュリは嫌だという方は、自分でパチュリを種や苗から育ててみるのも1つの手ですね。
自分で収穫したパチュリを抽出すれば高品質の精油や香水が作れるのでオススメですが、「収穫するのに時間が掛かる」「植えるのに広いスペースが必要」「虫がつきやすい」という欠点もあります。
それが面倒であれば最初から市販の精油を買うことをおすすめします。
パチュリはどんな香り?
パチュリの香りは若干の甘みがあり「タンスの防虫剤の香り」「墨汁の香り」「焦げたミントの香り」とも表現されます。
人によっては甘ったるく吐き気を感じる方もいるそうです。初めて匂いを嗅ぐと「生乾きの服」のような香りがすると表現される方もいます。
このように、パチュリは万人受けするような香りではありません。
人によっては不快に感じる方もいるので公共の場での使用は控えた方が良いかもしれません。
男性にモテる匂い?
パチュリの香りは男性が「母性を感じる匂い」に近いとされ男ウケが良い香りだと言われています。
モテるかどうか分かりませんが、男性が好意を持つ香りに近いのかもしれません。
・男性が好む香りの系統は「奥に深みを感じる複雑な匂い」
・女性が好む香りの系統は「シンプルで清涼感ある匂い」
パチュリの匂いはハーブ特有の複雑な香りがします。若干の清涼感もあって男性は好きな人が多いかもしれません。
男性が好む香りの系統には近いのですが、女性が好む香りの系統とは少し離れています。
フェロモンの香りに近い?
フェロモンは子孫繁栄のために異性を惹きつける本能的な香りを放つと言われています。
そもそもフェロモンとは?
フェロモンとは、汗腺などを通して体の外に放出され、「仲間を集める」、「身の危険を知らせる」、「道を教える」、「異性をひきつける」など自分と同じ種に対して情報を伝え、本能的な行動を起こさせる物質です。
昆虫から魚類・哺乳類などの動物まで広く存在しています。 特に良く知られているのが性フェロモンと呼ばれるもので、より強い子孫を残すため、「遺伝子レベルで相性の良い異性を惹きつける」という役割があります。
引用元:フェロモン香水ラボ
フェロモンの匂いを異性を惹きつける香りとするならば、パチュリの香りはそれに近いと言えるでしょう。ただし、パチュリにはフェロモンは含まれていません。あくまで擬似的な意味合いでの表現です。
パチュリの香りは不快?
パチュリの香りは「10人中4人ぐらいが好きになる独特の匂い」と言われています。
その香りは異性からは好かれますが、同性からはあまり好まれない香りの系統の1つとも表現されます。
パチュリは複雑な成分が絡み合っているので、人によって匂いの感じ方は様々です。
匂いが複雑がゆえに万人受けするような香りとは言えず、使用する場所や状況を的確に見極める必要があります。
パチュリの香りは嫌いという意見
ネットでパチュリの香りの口コミを調べていたら、「パチュリの香りは嫌い」「私は苦手です」「パチュリの香りを嗅いだら吐き気がする」という意見も見つかりました。
パチュリは賛否両論ある香りの1つですが、「昔は好きだったが急に苦手になった」or「昔は嫌いだったが今は好きになった」という口コミもあります。
パチュリの香りに興味を持っている方はそういう意見もあるということを知っておくと良いかもしれません。
※それでは実際の口コミをご紹介します↓
パチュリの匂い
— カラス (@krs_luce) August 27, 2022
好きなんだか苦手なんだかわからんけど癖になる
ときたまおっさんくさい気がする
ポマード的な?うーん
調べたらパチュリ「墨汁みたいな匂い」て出てきた……
— ユキウチ (@yukiuti04) April 18, 2021
これは強い匂いが苦手てことなのかな?
香水、好きな香りもだけどこの匂いはダメだ…!という地雷を把握できると失敗率がグッと下がるので機会があれば色々お店で嗅ぐと捗りますね 私はイランイランとパチュリが苦手
— ず (@msngs17) July 18, 2022
Lalineの香水買おうか迷って辞めちゃった
— 天花 (@tenka_snow) May 28, 2021
今度買おうかな……苦手なはずだったラベンダーとかパチュリ系の匂いが最近いい匂いに感じる。
鼻の慣れって本当に早いのね。
柑橘とかさっぱりした香りが好きだったのにムスクとかバニラの甘い香りも好きになってきた。
パチュリが多分苦手なんだな私。分かった。馥郁とした落ち着きがあって良い匂いだけど合わない時が多い。
— 柑橘さん (@tachibanakei) August 18, 2022
パチュリの成分を分析
「以前はパチュリの香りが好きだったのに急に苦手になった」という意見があるのは、パチュリに含まれている成分がかなり複雑であることが原因ではないかと言われています。
それでは、パチュリの成分表を見てみましょう↓
引用元:生活の木 公式サイト
パチュリ 成分表 成分名 含有% テルペン系炭化水素
δ-グアイエン
α-グアイエン
α-パチュレン
セイケレン
β-カリオフィレン
β-パチュレン
19.56%
12.60%
6.95%
4.17%
2.87%
2.46%テルペン系アルコール
パチュロール
ポゴストール
32.12%
2.82%
このように、パチュリには複数の成分が含まれています。これらの成分がパチュリの複雑な香りを形成しているのかもしれませんね。
注意点としては、これはあくまで「生活の木のパチュリ精油」に含まれている成分です。
他のメーカーの商品によっては含まれている成分などに違いがあるかもしれません。
精油に含まれる成分を公開していないメーカーが多い中で、生活の木では販売している全ての精油の成分表を公開しています。
本物の精油を日本で買うのであれば「生活の木のパチュリ精油」が信頼できる安全な商品と言えるでしょう。
成分の効能をチェック!
それでは、パチュリの精油に含まれている成分の効能を見ていきます。
パチュリ全体の効能ではなくパチュリに含まれている各成分の効能になります。
成分 | 効能 |
---|---|
δ-グアイエン | ・抗菌作用 ・防臭作用 ・虫除け作用 ・芳香作用 ・収斂作用 ・保湿作用 |
α-グアイエン | ・安眠作用 ・リラックス作用 ・疲労回復作用 ・血行促進作用 ・免疫賦活作用 ・皮脂抑制作用 ・抗酸化作用 ・消臭作用 ・防虫作用 |
α-パチュレン | ・殺菌作用 ・抗菌作用 ・防臭作用 ・抗酸化作用 ・デトックス作用 ・アンチエイジング作用 ・収斂作用 ・保湿作用 |
セイケレン | ・抗菌作用 ・鎮静作用 ・抗炎症作用 ・抗不安作用 ・抗うつ作用 ・リラックス作用 ・不眠改善作用 ・強壮作用 |
β-カリオフィレン | ・抗炎症作用 ・肌荒れの改善 ・生理痛やPMS、更年期障害の緩和 ・ホルモンバランスを整える ・強壮作用 ・安眠作用 ・睡眠の質を改善 ・抗不安作用 ・安心作用 |
β-パチュレン | ・鎮静作用 ・免疫調整作用 ・抗菌作用 ・抗ウイルス作用 ・血行促進作用 ・抗炎症作用 ・抗不安作用 ・リラックス作用 ・安眠作用 ・強壮作用 |
パチュロール | ・殺菌作用 ・抗炎症作用 ・虫除け作用 ・昆虫忌避作用 ・防臭作用 ・体臭抑制作用 ・抗ウイルス作用 ・血行促進作用 ・抗酸化作用 ・防腐作用 |
ポゴストール | ・抗うつ作用 ・食欲抑制作用 ・顔のむくみを抑える ・デトックス作用 ・顔のほてりを軽減する ・肌の保湿作用 ・過剰な皮脂の分泌を抑える ・アンチエイジング作用 |
パチュリはやばい?/デメリットや危険性を確認!
今ここで結論を述べると、パチュリの成分自体には「やばい」と言われる成分は含まれておらず安全な植物と言えるでしょう。
ただし、安いパチュリの精油・アロマオイルは石油由来の成分で希釈されていたり、合成香料が混ぜられていたりするケースもあります。
石油由来の成分で希釈されている精油をアロマディフューザーなどで大量に焚くと、石油の成分まで吸い込んでしまいそれが健康被害に繋がるのではないか?と不安になっている方も多いです。
それが「パチュリ やばい」と言われている原因ですが、パチュリ自体がやばいわけではありません。
ちゃんとした品質の本物のパチュリ精油であれば、こうした不安とは無縁です。
なので、パチュリの精油は信頼できる有名メーカーから買うのが無難でしょうね。
石油由来だから危険は危ない考え?
石油由来の成分が含まれているからそれが全部危険とはなりません。
なぜなら私たちの身の回りには石油から作られた物などでありふれているからです。
石油を原料とする有名なもの
・プラスチック
・合成繊維
・食品添加物
・農薬、化学肥料
・市販薬
・界面活性剤、洗剤
・合成香料
このように様々な物に石油由来の原料が使われています。
服には合成繊維、食品には食品添加物、化粧品や芳香剤の香りつけには合成香料が使われていて、石油から作られるこれらのものは私たちの生活から切り離せないほど依存度が高くなっています。
なので、石油由来だから危険という理論は根本的に間違っています。
石油から作られた物は安全?
精油やアロマオイルの例で言うと、極端に安い商品は石油由来の成分(合成成分)で希釈されているモノも流通している場合があるので、その点については注意した方が良いかもしれません。
パチュリの毒性について
パチュリには毒性はありません。
※厳密に言うと経口毒性があるが、これは精油を大量に飲用した場合に起きる症状です。常識の範囲内での使用(虫除け・アロマ)であれば気にする必要はありません。
要は「過ぎたるは及ばざるが如し」だと言うことです。
使い方や使用量を間違えなければ、比較的取扱いが簡単な植物だとされています。
ただし、パチュリの濃縮物(精油)には経口毒性がある点には注意してください。
パチュリの禁忌
パチュリの禁忌(きんき)をご紹介します。
禁忌とは?——《禁止されていること、タブー、やってはいけない事を意味する言葉です。》
犬や猫の飼育環境で使用注意
パチュリの禁忌 | 解説 |
---|---|
犬や猫の飼育環境で使用注意 | ・パチュリの精油は科学的根拠が曖昧で「犬や猫に危険」と言う意見と「猫には危険だが、犬に関しては”適切な使用方法を守れば大丈夫“」という意見に分かれています。 ・ですが、パチュリの精油を使用してもペットに良い影響はほとんどなく、メリットとデメリットを天秤にかけた時にデメリットの方が大幅に上回るので「犬や猫」「その他ペット類」の飼育環境でパチュリの精油を使用するのは控えた方が良いでしょう。 ※他の精油の例では、猫が中毒症状を起こして死亡した例もあります。 >> 猫科の動物は肉食のため精油(植物の濃縮物)を上手く代謝できません。そのため中毒症状を引き起こしてしまうリスクが高いのです。 |
妊娠中や授乳中の使用注意
パチュリの禁忌 | 解説 |
---|---|
妊娠中や授乳中の使用注意 | ・パチュリの精油には複雑な成分が含まれていて、それらの成分がホルモンバランスに影響を与える可能性が指摘されています。 パチュリは他のハーブ類と同様に妊娠中や授乳中に使用する際は注意が必要です。 パチュリの精油を間違った使い方や大量摂取してしまうと、ホルモンバランスが崩れたり子宮収縮が起こり早産や流産などを引き起こすリスクがあるため妊娠中の方はご注意ください。 授乳中の方も「乳幼児に悪影響を与える可能性」が指摘されているので、パチュリの精油の使用は極力控えた方が良いです。(※とは言っても、芳香浴程度あれば問題ないという意見もあります。) 以上のことから、妊娠中や授乳中にパチュリの精油を使用するのはやめた方が良いでしょう。 もし、どうしても使用したい場合はかかりつけの医者に相談する事をお勧めします。自己判断での使用は非常に危険です。 |
アレルギー体質の方は注意
パチュリの禁忌 | 解説 |
---|---|
アレルギー体質の方は注意 | ・パチュリはアレルギー反応が起こりやすいとされているので、生まれつきアレルギー体質の方はご注意ください。 天然植物から抽出された精油はアレルギー反応を引き起こしやすくなると言われています。 基本的に花粉症の方はパチュリの精油を使用するのは控えた方が良いでしょう。 |
経口摂取に注意
パチュリの禁忌 | 解説 |
---|---|
経口摂取に注意 | ・パチュリの精油を大量に経口摂取すると頭痛や嘔吐、めまいなどの症状を引き起こす可能性が指摘されています。 「精油を飲むはずない!」と思われるかも知れませんが、実際のトラブルで多いのが精油の飲用事故になります。子供が間違って飲んでしまった事例も多くあります。 赤ちゃんや子供が誤飲しないためにも、パチュリの精油は子供の手が届かない場所で厳重に保管してください。 |
薬との飲み合わせに注意
パチュリの禁忌 | 解説 |
---|---|
薬との飲み合わせに注意 | ・パチュリは薬との飲み合わせがよくありません。パチュリに複数の複雑な成分が含まれていることが原因とされています。 「パチュリを使用する際は薬を服用しない」or「薬を服用する際はパチュリを使用しない」のどちらかにしましょう。 アロマディフューザーでアロマを焚く場合も、アロマを焚いている時は薬の服用は控えた方が良いです。なぜなら、精油の成分が経皮吸収される可能性があるからです。 |
その他の注意事項
パチュリの禁忌 | 解説 |
---|---|
その他の注意事項 | ・天然物のパチュリは高価なため石油由来の成分で希釈した物も多く流通しています。 その精油をアロマディフューザーなどでみだりに焚くと石油成分まで吸い込んでしまい、脳への影響・健康被害への懸念があるのでご注意ください。 |
パチュリの効果・効能まとめ
これまでパチュリの禁忌(デメリット)を見てきましたが、果たしてパチュリにはデメリットを超える効果や効能(メリット)があるのでしょうか?
パチュリの精油の使用にはリスクが伴うため、リスクを凌駕する効果が得られないと対価に見合いません。
それではパチュリの効果効能を見ていきます↓
パチュリの効果効能【女性の場合】
パチュリの効果効能【女性の場合】 | 解説 |
---|---|
不安を和らげる | ・パチュリには気持ちを落ち着かせる成分が含まれているので、不安を和らげるのではないかと言われています。 生理前のイライラ、生理後の不安な気持ちなどを緩和するのに役立ちます。 不安やストレスの問題は結局のところ気持ちの問題だと思いますが、パチュリの匂いを嗅ぐと安心できるという方も一定数いらっしゃるので、不安で押し潰されそうな思いをしている方は、パチュリの匂いを嗅いでみるのはどうでしょうか? |
自尊心を高める
パチュリの効果効能【女性の場合】 | 解説 |
---|---|
自尊心を高める | ・パチュリの香りは気分を落ち着かせると同時に気分を高める作用もあるとされています。 気分を落ち着かせた後に徐々に気分を高めてくれるので、自尊心が心地よい状態で保たれやすいです。 「病は気から」という言葉があるように結局は気持ち次第だとは思いますが、自己肯定感が極端に低い方は一度試してみるのはどうでしょうか? |
生理痛やPMS、更年期障害の緩和
パチュリの効果効能【女性の場合】 | 解説 |
---|---|
生理痛やPMS、更年期障害の緩和 | ・パチュリは抗炎症作用や鎮痛作用があるとされるので、生理痛やPMS、更年期障害を緩和するのに役立つと言われています。 ですが、科学的根拠は乏しく本当にそのような働きをするのかは分かっていません。 本当に効果があるのであれば医薬品になっているはずなので、生理痛やPMSの痛みを軽減する作用はあまり期待しない方がいいでしょう。 しかし、パチュリには気持ちを元気にしてくれるリフレッシュ作用があるので、生理痛やPMS・更年期障害の際のナイーブな気持ちを前向きにしてくれる作用自体は割と期待できるかもしれませんね。 |
乾燥肌の改善・アンチエイジング作用
パチュリの効果効能【女性の場合】 | 解説 |
---|---|
乾燥肌の改善・アンチエイジング作用 | ・パチュリには保湿作用やアンチエイジング作用を有する成分が多く含まれていて、肌荒れの改善や肌の保湿に役立つのではないかと言われています。 パチュリは医薬品ではないので、すぐに分かるような効果や結果は望めないと思いますが、長期的に見れば肌のアンチエイジングや美肌面で何らかの役に立つかもしれません。 肌の老化を抑えるのは短期間では不可能で、長期的なケアの積み重ねが必須だと言われています。肌のアンチエイジングで今までの努力(保湿、肌の手入れ)の結果が分かるのは最低でも20年後だという指摘もあります。 つまり、肌のケアに気を使っていてもアンチエイジング面で効果を実感するには凄く時間がかかるということです。 「肌の保湿や肌のケアは未来の自分への自己投資」とも言えるでしょう。 |
虫除け作用(G非対応)
パチュリの効果効能【女性と男性共通】 | 解説 |
---|---|
虫除け作用 | ・パチュリには虫除け作用があるとされる成分を含んでいるため、虫除け対策に役立つと言われています。 一般的には蚊よけに使用される場合が多いのですが、パチュリにはゴキブリが嫌う成分があまり含まれていないので、ゴキブリには効果がないという指摘もありますね… 殺虫剤を使いたくない方はパチュリオイルで虫除け対策をするのも1つの手だと思いますが、一部の虫(ゴキブリ、ムカデ)には対応していない可能性があるのでその点はご留意ください。 確実にゴキブリ対策をしたいのなら、精油ではなく殺虫剤を使わなければ根本的な解決は難しいでしょう。 なぜなら、パチュリ精油は虫除け作用は期待できますが殺虫作用は有していません。もし家の中でゴキブリが繁殖している場合だと、精油で虫除けをしても匂いを嫌って家の中(別の場所)を移動するだけなので根本的な解決になっていないからです。 |
パチュリの効果効能【男性の場合】
次に男性の場合の効果効能を見ていきます↓
パチュリの効果効能【男性の場合】 | 解説 |
---|---|
幸せな気持ちになれる | ・パチュリには気分を上げる作用があるとされ、落ち込んだ気持ちやネガティブ思考を改善してくれるかもしれません。 また、パチュリの香りは「母性を感じる匂いに近い」とされ幸せな気持ちになれるという方もいます。 男性の場合は生理がないのでホルモンの変動による心理変化は少ないとされています。 ですが、季節の変わり目などはネガティブ思考やマイナスな気持ちになる人が多いとも言われています。 季節の変わり目の不安定な暗い気分をリセットするのに役立つかもしれません。 >> 現代社会は便利になったが故にストレスを感じやすい。 今の私たちの生活というのは色々な事が便利になった反面「重度のストレスや理不尽な思い」を感じやすくなっているとされています。 もし「昔のようなアナログ生活」に戻れば「もっと便利になったらいいのに」と不満に思うだろうし、今のように生活が豊かになったら「ストレスを感じる、昔に戻りたい、理不尽だ」と思うのは心が満たされてるが故の心理現象だと言えます。 ある意味では「歪な承認欲求」の1つとも言えるでしょう。 |
ニキビの改善
パチュリの効果効能【男性の場合】 | 解説 |
---|---|
ニキビの改善 | ・パチュリは抗炎症作用や鎮静作用があるとされるので、炎症を起こしたニキビに役立つのではないかと言われています。 ※ただし、ニキビ治療への科学的根拠は乏しくニキビに対する効果はあまり期待できないでしょう。本当にニキビに効果があるなら医薬品になっているはずなので、過度な期待は禁物です。 ただし、パチュリには肌の保湿作用や収斂作用、抗菌作用、皮脂抑制作用が期待できるとされるので、間接的にニキビをできにくくする肌環境を整えてくれる可能性はありますね。 結局のところニキビができる原因は遺伝性の場合を除くと、ほとんどが保湿不足か間違ったスキンケアの仕方が原因の場合が多いとされています。 ニキビに悩んでいる方は、パチュリの精油に頼るより、まずは根本的な原因(保湿、スキンケア、生活習慣)を見直さなければ意味がないと言えるでしょう。 |
集中力を高める
パチュリの効果効能【男性の場合】 | 解説 |
---|---|
集中力を高める | ・パチュリの香りは集中力を高める作用が期待できるとされています。 海外では、学生が勉強するときやテスト前にパチュリの匂いを嗅いで試験に挑むことがよくあるそうです。 ただし、パチュリには記憶力を高めたり、学習能力を向上させるという科学的根拠はありません。 あくまで願掛けとして使われているということをご理解ください。 |
皮脂抑制作用
パチュリの効果効能【男性の場合】 | 解説 |
---|---|
皮脂抑制作用 | ・男性の場合は皮脂を抑制する作用があるとされ、油分の多いオイリー肌の改善に役立つと言われています。 男性は女性に比べて皮脂が多いので、基本的にオイリー肌の方が多いとされています。 過度なオイリー肌はニキビができやすく、一度ニキビができると治りづらいです。そういう悪循環を断ち切るのに役立つかもしれません。 ※ただし、ニキビ治療の科学的根拠は乏しくニキビへの効果はあまり期待しない方が良いでしょう。あくまで、皮脂を調整する作用があるかもしれないということです。 ニキビ治療を目的した使用はお勧めしません。 |
パチュリの効果に対する総評
これまでパチュリの効果を詳しく見てきましたが、「パチュリの効果に対する科学的根拠が曖昧」だということにお気づきでしょうか?
あくまで、「不安が軽減されるらしい」「虫除け作用があるらしい」「肌荒れやニキビの改善に役立つらしい」というように確実な根拠は見つかっていません。
パチュリの精油にはデメリットも多く見られ、メリットとデメリットを天秤にかけた時ときにデメリットの方が上回る可能性もあります。
とは言え、パチュリは民間療法で長きに渡って使用されてきた信頼ある植物ではあるので、科学的根拠は不確かですが肌トラブルやメンタル面で何らかの解決策を導いてくれるかもしれません。
「1.推奨量を必ず守ること」「2.混ぜ物のない天然100%の精油を使うこと」「3.間違った使い方をしないこと」この3点の遵守を心がけてください。
信頼できる精油メーカーはどこ?
結局、信頼できる精油メーカーはどこなのか調べてみました。
100%天然由来のパチュリは高価な物なので相場より遥かに安い精油やアロマオイルなどは、石油由来の成分で希釈されていたり、合成香料(石油由来)が混ぜられているケースもあります。
「石油由来の成分が含まれているから体に悪い」と結論を急ぐのは良くありませんが、毎日使用するのであれば「100%天然由来の精油」が安心できるかもしれません。
精神的に安心したいのであれば有名メーカーの精油を買うのが無難ですね。
それでは、信頼できる精油メーカーを3社ご紹介します↓
生活の木
名前 | 生活の木 |
---|---|
信頼度 | |
国 | 日本 |
会社名 | 株式会社生活の木 |
創業 | 1955年9月1日 |
本社所在地 | 東京都渋谷区神宮前 |
事業内容 | ハーブやアロマセラピー関連 |
説明 | ・日本を代表する老舗の精油メーカー。 世界各地にある提携農園から厳選した精油を調達しています。全国に約100店舗の直営店があり、日本での認知度は絶大です。 アロマ初心者でどこのメーカーの精油を買ったらいいのか悩んでいる方にお勧めします。 |
ニールズヤード
名前 | ニールズヤード |
---|---|
信頼度 | |
国 | イギリス |
会社名 | Neal’s Yard Remedies |
設立 | 1981年 |
本社所在地 | イギリス ドーセット州ギリンガム |
事業内容 | 化粧品、スキンケア、エッセンシャルオイルの販売 |
説明 | ・イギリスを代表する精油メーカー。 オーガニック精油の種類が豊富で「植物そのままの香り」に定評があります。 アロマ中級者でオーガニックの精油に興味を持ち始めた方にお勧めします。 |
プラナロム
名前 | プラナロム |
---|---|
信頼度 | |
国 | ベルギー |
会社名 | Pranarom International S.A. |
設立 | 1986年 |
本社所在地 | ベルギー |
事業内容 | 化粧品、精油の販売 |
説明 | ・ベルギー を代表する精油メーカー。生活の木やニールズヤードと比べると価格が高いが、アロマ愛好家から絶大な支持を集める精油ブランドです。 ワンランク上の「上品な香り」に定評があります。 アロマ上級者で高級な香りに興味を持ち始めた方にお勧めします。 |
どのメーカーを選べばいいの?
信頼できる精油のメーカーとして「生活の木」「ニールズヤード」「プラナロム」の3つをご紹介してきましたが、この3つのメーカーからどれを選べばいいのでしょうか?
早速結論を申しますと、この3つの中ならどれでも良いという結論に至りました。
「生活の木」「ニールズヤード」「プラナロム」はそれぞれ国を代表する一流メーカーですので、精油の品質が良いのは当たり前のことです。あとは値段や香りの好み次第ということになります。
日本では「生活の木→ビギナー向け」「ニールズヤード→中級者向け」「プラナロム→上級者向け」にお勧めされることが多いようです。
今まで安いアロマオイルしか嗅いだことがない方は、まずは生活の木の精油で匂いの嗅覚を磨いてみるのはどうでしょうか。
パチュリの基本的な使い方
それではパチュリの精油の基本的な使い方をご紹介します↓
ニキビ対策化粧水
パチュリの精油は刺激作用が強く直接肌に塗布することはやめた方がいいです。
そこで、直接肌に塗布できるニキビ対策化粧水を考案しました。
ニキビ対策化粧水のレシピ
・市販の化粧水→100ml(できれば医薬成分が入っていないシンプルな物)
・パチュリの精油→10滴
たったこれだけの材料です。化粧水に精油を10滴入れてよく混ぜて完成です。
使用前によく振って通常の化粧水と同じように使用します。顔に使う場合は目に入らないように注意してください!パチュリの精油は刺激作用が強いので目に入ると危険です。
安心感あるハンドソープ
パチュリの抗不安作用を期待した、安心感あるハンドソープのレシピをご紹介します。ただ混ぜるだけなので簡単です。
「石鹸で手を洗った後に自分の手の匂いを嗅ぐと精神的に安心感や幸福感が感じられる」と聞いたのでこのレシピを考案しました。
安心感あるハンドソープ
・市販のハンドソープ→100ml(泡タイプのハンドソープでも可、肌が弱い方はボディソープで代用しても大丈夫です。)
・パチュリの精油→50滴
たったこれだけの材料です。ハンドソープに精油を50滴入れてよく混ぜて完成です。
あとは通常どおりハンドソープを使って手を洗います→そして手を軽く拭いて手の匂いを嗅ぎます→安心感
ハンドソープは洗い流すことが前提になっているので精油の量も多くなっています。お好みで精油の量を増減してもいいかもしれません。
自己肯定感が低い人に【鏡オイル】
自己肯定感が低い人の特徴に「自分の姿を鏡で直視できない」「髪型が気になって仕方がない」という行動心理もみられるそうです。
そこで、自己肯定感の改善に役立つかもしれない鏡オイルをご紹介します。
鏡オイル
・鏡(手持ち鏡・置き鏡のどちらでも大丈夫です。)
・ハンカチ→1枚
・パチュリの精油→5滴
ハンカチに精油を5滴垂らして5分間そのまま放置します→5分経ったらそのハンカチで鏡を満遍なく拭きます→10分間ぐらい無心になって鏡を拭いていると→気持ちに変化があるかも
※鏡を拭いている時は自分の顔や髪を直視せずに自分の手先だけをみるようにします。
「病は気から」という言葉があるように結局は気持ち次第だとは思うので、無意味に思えるこの「鏡オイル」でも何らかの気持ちの変化が起こるかもしれません。
自己肯定感が極端に低い人は一度試してみるのはどうでしょうか?
パチュリの口コミ・評判/実際に使ってみた感想は?
パチュリの口コミ・評判は以下↓のようになっています。
パチュリの葉を摘んできて蒸留しています。パチュリ精油は皮膚の再生を促し肌あれや湿疹を和らげる作用があるそうです。フレッシュ葉の芳香蒸留水ですので軽い感じになると思います。 pic.twitter.com/ZQKgjCLoNH
— Sachiyo 🌏🌿🫖🇬🇧イギリス旅 (@papiyo28apple) July 24, 2020
べたつきが気になるこの季節には、さっぱりとした洗い心地の「手作りあずき石けん」がおすすめ。さらしあんがスクラブの役割をしてくれます。
— 日本アロマ環境協会(AEAJ) (@aromakankyo) May 11, 2018
作り方:石けん素地(80g)に精製水を入れてよく練り、さらしあん(小さじ2)とクロモジ精油7滴、パチュリ精油3滴を加えて混ぜ、お好みの形にして乾かします。 pic.twitter.com/rhvPNYNhfQ
この頃毎晩シーオービゲロウのパチュリを付けて寝ます。ほとんど精油?と思うほどの粘度と香り。
— アキラバニー (@akirabunny1) November 14, 2019
安らぐ〜〜(*´Д`) pic.twitter.com/l0z4BzPssu
いつも使っているインディゴ製品のパチュリ買ってみた。精油瓶から嗅ぐパチュリ苦手やったから敬遠してたんやけど…結果悪くなかった。フランキンセンスと混ざってるからなんだろな。いい匂いって感じではないんだけど落ち着くー。習字の墨磨ってる時の匂い。 pic.twitter.com/iwBwJ8DZbW
— musi. (@emmamusi64) September 16, 2021
パチュリは葉が枝から離れた時に芳香を持つそうです。葉を乾燥、発酵させて精油を得ること、また晩秋、薄紫色の花を咲かせることを知りました。工程を経て奥深い香りが醸し出されるのですね。
— Sachiyo 🌏🌿🫖🇬🇧イギリス旅 (@papiyo28apple) July 25, 2020
昨日朝、パチュリ生葉からの芳香蒸留水でジェルを作り、香りは薄いですが使い始めました… pic.twitter.com/CpkL7kVlD0
寝香水はFUEGUIA INDIGO Ⅱ-ⅩⅩⅡ。スパイシーなパチョリしっかり、すっきりシダーな香り立ち。個人的にパチョリが強く出すぎてしまい、ちょっと重ため。精神統一する時とかに良さそう。おやすみなさーい。 pic.twitter.com/C9i6PAdLAj
— かみますく。 (@p2msk17r3) April 12, 2023
前々から気になってたヴィトンの香水
— kathy (@kathy518com) August 9, 2019
パチョリ系なら間違いないだろうとは思ってたのでサンプルをゲットしてみたところ予想通りORAGEでドンピシャでした🥰 pic.twitter.com/BX23LOtOdF
こんばんは(*´꒳`*)ノ"
— Colorful Seed (@mint_chaba) March 18, 2022
PC🖥作業に集中していたら、あっという間に夕方💦今日はレモン🍋とパチュリの精油をアロマストーンに垂らしました✨パチュリは第一チャクラにも対応しているので、グラウンディングに。
不安やストレスにも( *'ω'*)و グッ#スピリチュアルアロマ pic.twitter.com/q3MmsFmwaV
イランイランとかパチュリとかラベンダーとかの香りがすごい好きで、このアロマオイルがお気に入りなんだけど、久しぶりに使ってめっちゃ好きぃぃぃってなってる😭💗同期がお誕生日にくれたアロマディフューザーを使いこなしたい🤔💕これは一体どこに置くのが正解なのか…🤔(とりあえず床(笑)) pic.twitter.com/uAKmP2q8v2
— ai🍊 (@ai_maruyama_) January 2, 2018
先日の石鹸をカットしましたがやはり柔らかめでした。
— Sachiyo 🌏🌿🫖🇬🇧イギリス旅 (@papiyo28apple) October 27, 2019
手前のグリーンにはホホバオイルに漬け込んだフレッシュカモミールと、ニオイスミレの葉をミキサーにかけたものを加えました。奥は乾燥させたベルガモットレッドの花びらを混ぜベルガモットとベチバー、パチュリの精油で香りを付けました。 pic.twitter.com/z0WvNkF0S7
パチュリというアロマがあることを知ったのでパチュリー様好きとしては見逃せんということでパチュリ筆頭にアロマを調達してきました!
— 声優志望の学生Vtuberでんでん☀️☄️🌙 (@YokokotsuE231) March 4, 2023
これをブレンドしようと思います!🌟🌟🌙
トップ:グレフル・ペパーミント・ベルガモット
ミドル:ゼラニウム
ベース:パチュリ#でんでんの日常#ブレンドアロマ pic.twitter.com/O41WnquPho
苦手な香りにパチュリが加わりました。いや前にアロマで試したとき苦手だって思ってたんだけどフレグランスならいけるかなって試したら全然だめだった。
— ねい (@agplusl) April 8, 2023
アロマ好きな友人に教えてもらって香水を作った。
— t-tomo (@_ttomo_) December 10, 2022
レモンとミントとパチュリのブレンド。
香水を朝のルーティンに加えてみる。 pic.twitter.com/XKzgHouj2m
成分重視でアロマのジェル作ったはいいものの、キャロットシードとパチュリ入れたからめちゃくちゃ土くせぇ🤨
— 縁 (@ROCK_or_69) October 26, 2022
どんなに爽やかないい香りの精油入れてもこの2つは見事にかき消すよねw
さいごに
パチュリの香りがヤバいらしいという噂を耳にしたので詳しく調べてみました。
今ここで結論を述べると、パチュリ自体は全然ヤバい物ではありません。
パチュリの成分には危険な物質は含まれておらず比較的安全な植物として知られています。
このことから、精油を買うときは信頼できる有名メーカーの商品を選んだ方が安心できるかもしれませんね。
また、パチュリの効果効能については科学的根拠が乏しく賛否両論の意見があります。
そこで「科学的根拠が全てなのか?」と皆さんに問いたいです。
✔︎有名なことわざに「押してダメなら引いてみろ」という言葉があります。
化学的に作られた物を《押す》と表現するなら、民間療法で長期に渡って使われてきたパチュリは《引く》とも表現できます。
つまり、化学薬品でだめなら原点に立ち戻って「天然のパチュリ」に頼ってみるのはどうですか?
科学的根拠がどうだとかよく言われますが、科学的に立証されることが全てではないと思います。一度原点に戻ってみると科学では気付けない意外な結果に辿り着くかもしれませんね。
ではでは!
食用のパチュリは食べれるのに、パチュリの精油は飲めない理由を分かりやすい例で言うと↓
>>「醤油」がその典型例に挙げられます。
醤油の原材料は大豆ですが、豆乳(原料:大豆)は飲めるが、醤油(原料:大豆)は飲めません。
醤油が飲めない理由は含まれている塩分が多すぎるからですが、醤油は大豆を濃縮した言わばエッセンスのようなモノで濃縮すると塩分やエグ味が出やすいです。
パチュリにも同じことが言えて、パチュリを濃縮して油分だけを取り出す精油は食用には適さない成分まで濃縮してしまいそのままでは飲めません。
じゃあ、「パチュリの精油は薄めれば飲めるのか?」という疑問が湧きますが、結論を言うと薄めても飲んではいけないという結論に至ります。
なぜなら、パチュリの精油には食用には使われない防腐剤や農薬の残留物が含まれているリスクがあるからです。