主に香水や精油の原料として使われる「ベンゾイン」ですが、ネットで調べると「やばい」と言うワードが出てきて怖くなりました。
ベンゾインは有名な香水にもよく使用される成分の1つで、「やばい」「危険性」「禁忌」と言うようなワードを目にすると不安になります。
早速ですが、「ベンゾイン」ってヤバい?
実際に調べてみました↓
まず1つ目は↓
・経口毒性に注意
ベンゾインの精油には経口毒性があるとされており、原液のまま飲用すると重篤な副作用を引き起こす可能性が指摘されています。
ベンゾインの精油を大量に飲むことで生じる副作用↓
・頭痛
・吐き気・嘔吐
・腹痛・下痢
・全身の痒みや発疹などのアレルギー反応
・めまい・立ちくらみ
・顔面紅潮・顔のほてり
・過呼吸
・耳鳴り
・意識障害
・呂律が回らない
・食欲不振
・記憶力の低下
ベンゾインは医薬品ではないため正確に言うと副作用(※医薬品に対して使われる用語です。)ではないのですが、ベンゾインの精油を飲用すると上記のようなリスクがあると言うことを知っておくべきです。
「ベンゾインの精油を飲むはずなんてない!」と思うかもしれませんが、ベンゾインは最高級の樹脂の一種なので、興味本位で精油を飲んでしまう人もいるそうです。
ベンゾインに限らず精油(植物の濃縮物)は絶対に飲用しないでください。
当たり前のことですが、ベンゾインが含まれている香水も飲用してはいけません。
ベンゾインの精油に関するトラブルで多いのが「直接皮膚に塗布して炎症」「間違って飲用して嘔吐や腹痛・下痢」「アロマディフューザーで長時間焚き続けて目が充血」などです。
なぜ、ベンゾインの精油は飲んではいけないのでしょうか?
精油を飲んではいけない理由は諸説ありますが、一般的な例としては↓
「1.精油の抽出に使われる原料は食用できないモノや品質が良くない物、一般市場では出回らない物が使用されている場合があるから」
「2.ほとんどの精油やアロマオイルは雑貨として販売されているため、食品には使われない石油系の溶剤で偽和されている可能性があるから」
「3.食用には適さない強い農薬や防腐剤が使われている場合があるから」
次に、ベンゾインの効能ってどんなのがある?調べてみました↓
・不安を和らげる
・暗い気持ちを前向きにする
・イライラの感情を抑制する
・気持ちを穏やかにする
・自律神経を整える
・体内時計の乱れを整える
・睡眠の質を改善する
・寝つきを良くする
・ストレスを緩和する
・疲労を回復する
・免疫力を高める
・胃腸の調子を整える
・便秘を改善・下痢を抑える
・体内の老廃物を排出する
・口臭を抑制する
・体臭を軽減する
・顔のむくみを改善する
・血行促進作用
・新陳代謝を活性化する
・リラックス作用
・集中力を高める
・抗酸化作用
・肌荒れの改善
・肌の保湿作用
・コラーゲンを増やす
・肌のハリを整える
・過剰な皮脂の分泌を抑える
・肌の乾燥を抑制する
・肌のアンチエイジング作用
このような効能が期待できるなら最高じゃん!と思うかもしれませんが、大規模な研究によって作用機序が明確に解明されていないことから医学的根拠は曖昧だと言われています。
ベンゾインの精油は大昔から人々が愛用している王道のモノなのに安全性や効果についてよく分かっていません。
なのに、ベンゾイン精油の効能を期待して直接皮膚に塗布したり飲んだりする人がいるというのは驚きですよね…
ベンゾインの精油に関する論文や研究結果が少ない理由は「立証しても意味がない」事が挙げられます。ベンゾインは古くから慣れ親しんだ植物なので今更効果や安全性を研究しても新事実が発見できないからだと言われています。
ベンゾイン精油の効果や安全性について不確かなことが多いですが、これだけは確かに言えます↓
ベンゾインの精油を絶対に飲用しないでください。
ベンゾインの精油の匂いを実際に嗅いでみると分かりますが、飲んだらヤバそうな刺激臭がするので、大人がそれを飲もうと普通は思いませんが、子供の場合は興味本位で誤飲してしまう可能性があります。
もしベンゾインの精油が家にある場合、子供の手が届かない場所で厳重に保管してください。
また、ベンゾインは「民間療法で使われてきた歴史が長い植物の1つ」と言われているものの科学的根拠は曖昧で美容や健康に本当に役立つのか疑問視されている部分もあります。
また、ベンゾインの精油には皮膚刺激作用があるので、精油を肌に塗布するのであれば必ず希釈(薄めて)ください。
毎日のアロマ機器で使用して大丈夫ですか。
- 質問
ベンゾインなどの抽出法が有機溶剤が残留する方法らしいですが、毎日のアロマ機器で使用して大丈夫ですか。
基礎疾患は特にありませんが、有機溶剤なので注意が必要と書かれていて、毎日吸引することになる機器ではどうかと思いました。
甘い香りが好きなので、バニラに似た香りということでベンゾインに行きついたのですが、バニラを調べてもAbsと書かれていましたのでバニラ本体を選択しても同じ抽出法のようです。
引用元:Yahoo!知恵袋 - 回答(1件)
有機溶剤抽出法で抽出された芳香成分には溶剤が残留している心配があるので、肌に使用するオイルトリートメントやコスメ作りには不可、ルームフレグランス他、芳香浴として使用するのは可、というのが、アロマテラピー界のお約束。
あなたの場合、芳香浴に該当するのでセーフということになります。機器での使用は先の回答者さんの仰るとおり。私もアロマライトをおすすめします。
引用元:Yahoo!知恵袋
精油を滴下する受け皿をアルミホイルで包むと、使用後のケアはアルミホイルを外して捨てるだけ。見栄えがちょっとアレですが掃除が楽になります。
バニラビーンズを小さくカットし、ひとかけらをアロマライトで香らせるのもアリですよ。
ベンゾインの精油は美容関係(保湿・マッサージ・軟膏)で使われる傾向がありますが、ベンゾインの精油のメリットとデメリットを天秤にかけると、精油を肌に塗布するのはデメリットの方が上回る可能性が高いので、もし美容目的での使用を考えているのであればやめた方がいいかもしれません。
意外と知られていませんが、ベンゾインの精油は「効果効能」に対する科学的根拠が不確かで、アロマテラピーや美容に本当に役立つのかよく分かっていません。
その一方で、ベンゾインの精油にはリスク(皮膚刺激性・経口毒性・妊娠中における危険性)がいくつも挙げられます。ベンゾインの効能に対してリスク(危険性)の方が上回る可能性もあるので対価に釣り合わないという指摘もあります。
適切な量であれば害になる可能性は低いが、使い方を間違えると「危険性(リスク)」が伴います。
初心者には適切量がどれくらいなのか判断できないケースがあるので、もしベンゾインの使用量や使い方に不安があるのであれば、アロマセラピストや専門のお医者さんに相談してください。
よって、ベンゾインの精油は上級者向けと言えるでしょう。
ベンゾインは取扱いから保管までかなり手間がかかるのでアロマ初心者の方にはお勧めできません。
正しい知識がないと身に危険が及ぶ可能性があるため気軽に扱えるモノではないと言えます。
あくまで、香りを楽しむ芳香目的で少量だけ使用されるべきであり、最初からベンゾインの効果効能を目的とした間違った使い方(飲用や直接塗布など)はやめたほうが良いでしょう。
次に2つ目は↓
・健康被害のリスク
ベンゾインは原価が高いので、石油由来の成分(合成成分)で希釈されていることがあります。
石油由来の成分で希釈されている精油をアロマディフューザーなどで毎日焚くと、希釈された石油の成分まで吸い込むことになり、長期的に観て脳への影響や危険性が指摘されています。
特に、ネブライザー式のアロマディフューザーを使用する際はご注意ください。
ネブライザー式のアロマディフューザーは、オイルを直接気化させてダイレクトに成分を拡散させます。
水を使わないので衛生面の管理には便利ですが、アロマオイルに希釈されている石油成分や化学合成成分を中和せずに直で吸引してしまうリスクがあります。
少量の使用であればそこまで深く考える必要はないと思いますが、長期的にネブライザー式のアロマディフューザーで大量に焚く場合は特段の注意が必要です。
これはあくまで、アロマオイルや精油が石油由来の成分で希釈されている場合です。
ちゃんとしたグレードのオイルであれば、石油成分は含まれておらずネブライザー式のアロマディフューザーで焚いたとしても問題はないです。
100%天然の物であれば安心できますが、「100%ピュア」「天然100%」「100%本物」と表示されているアロマオイルでも実際は石油由来の成分などで希釈されているものも多くあります。
石油成分で希釈されていない本物を見極める力が必要ですが、心配であれば誰もが知っている超有名メーカーの商品を買うのが無難ですね。
※ベンゾインの精油は高価なモノなので石油由来の成分で希釈されていることも多く、石油由来の成分で希釈した後に合成香料を混ぜているケースも存在するそうです。
前提条件として、ベンゾインの精油は高価な物なので「混ぜ物なしの天然物は安くは買えない」ということを知っておいた方が良いでしょう。
それでは本題に入ります!
✔︎ベンゾインは危ないの?安全性は大丈夫?効果効能や禁忌・毒性も調べてみました。実際の使い方、評判や口コミも全て詳しく解説!また、信頼できる精油メーカーについても言及します。
精油の偽和(偽物)について
精油の偽和問題が深刻化しているので、そのことについてお伝えします。
精油やアロマオイルは雑貨として販売されているため、食品には使われない溶剤でカサ増しされているケースがあります。
「世間で流通しているアロマオイルの9割は偽物」と言われるぐらい、偽和と呼ばれる「合成香料や溶剤などでカサ増しされる」行為が問題になっています。
精油を偽和するのは違法じゃないか?と思われますが、精油は雑貨として販売されているため、食品衛生法の規制の対象外となります。
つまり、雑貨を飲む人はいないよね?ということです。
そもそも、精油は飲んではいけないので「たとえ偽和された精油であっても普通に使えば(飲んだり、肌に塗布したりしない限り)問題ない」という指摘もあります。
精油を飲んではいけない理由を分かりやすく説明↓
以上が精油の偽和問題と精油を飲んではいけない理由の解説でした。
それでは本題に入ります↓
ベンゾインについて
名前 | ベンゾイン |
---|---|
学名 | Styrax tonkinensis |
別名 | 安息香 |
科名 | エゴノキ科 |
花言葉 | 「夢の続き」「魔法の美学」「嘘の証明」「二度と戻れない迷い道」「信じる人生」「私を信じなさい」「絶望は欲望の終着点」「最後の嘘」 |
原産国 | インド、中国、東南アジア |
抽出方法 | 溶剤抽出法 |
抽出部位 | ベンゾインの樹脂 |
希少性 | |
価格 | 油で希釈されている→安い 混ぜ物がない天然物→高い |
効能 | ・不安を和らげる ・ストレスを緩和する ・気分を明るくする ・暗い気持ちを前向きにする ・睡眠の質を改善する ・寝つきを良くする ・胃腸の調子を整える ・体内の老廃物を排出する ・口臭を抑制する ・体臭を軽減する ・ホルモンバランスを整える ・自律神経の乱れを整える ・生理痛やPMS、更年期障害の緩和 ・皮脂のバランスを整える ・コラーゲンの生成を促す ・肌の炎症を抑制する ・新陳代謝を活性化する ・肌荒れ予防 ・自尊心を高める ・集中力を高める ・幸せな気持ちになれる |
ニキビ治療の科学的根拠 | 民間療法でよく使われるが科学的根拠は乏しい ※ニキビに有効だとするネットの情報があるが科学的根拠が乏しく本当に有用かどうかは判断できない。 本当にニキビに効果があるなら医薬品になっているはずなので、ニキビに悩んでいる人が望むような効果は得られないでしょう。 結局のところニキビができる原因は遺伝性の場合を除くと、保湿不足か間違ったスキンケアの仕方が原因の場合がほとんどだと言われています。 ”ニキビができにくい肌環境=潤い(水分)がある清潔な肌” そういう点では、ベンゾインには肌の保湿作用や収斂作用、抗菌作用、皮脂抑制作用が期待できるとされるので、間接的にニキビをできにくくする肌環境を整えてくれる可能性はありますね。 ただ、ベンゾインの精油は皮膚刺激作用が強いので原液のまま塗布すると肌荒れや色素沈着(シミ)の原因になる可能性が指摘されています。 美肌のためにベンゾインの精油を使っても、肌荒れや色素沈着を引き起こせば「二兎を追う者は一兎をも得ず」とはまさにこの事です。 ベンゾインの精油を肌に塗布することは基本的にはお勧めしませんが、もし塗布したい場合は必ず原液を希釈(薄めて)使用してください。 |
匂いの評判 | 男性ウケは良いが、女性の場合は好みが割れる傾向あり。 ベンゾインの匂いは「バニラを焦がした香り」「どこか懐かしさを感じる不思議な香り」「上品な甘い香り」とも表現されます。 匂いが複雑すぎて吐き気がするという方もいます。 ※不快に感じる方もいるので公共の場での使用は注意が必要です。 |
禁忌 | ・犬や猫の飼育環境で使用注意 ・妊娠中や授乳中の使用注意 ・アレルギー体質の方は注意 ・薬との飲み合わせに注意 ・間違った使い方に注意 ・皮膚に直接付けない ・経口摂取しない ・長期連用しない |
注意事項 | ※天然物のベンゾインは高価なため石油由来の成分で希釈した物も多く流通しています。 その精油をアロマディフューザーなどでみだりに焚くと石油成分まで吸い込んでしまい、健康被害への懸念があるのでご注意ください。 |
ベンゾインの原産地は?
ベンゾインの主な原産国はインド、中国、東南アジアなどになっています。
元々の原産地はインド・インドネシア・タイ・ラオスなどの熱帯地域とされています(※様々な国で自生しているので正確な原産地は不明です)が、ヨーロッパに持ち込まれて以降世界中に広がりました。
「ベンゾイン」と聞くと新しい品種のように思いますが、実は遥か昔から天然香料として利用されていた歴史ある植物です。
ベンゾインは大昔から既に民間療法で利用されていて、天然香料の中では歴史が古い香料の1つとして知られています。
当時はアロマテラピーの概念がありませんでしたが、今で言うところのアロマテラピーに近い感覚で利用されていたようです。
疑問:ベンゾインはどこの国で栽培されているの?
今現在、ベンゾインを大規模に栽培している主な国はインドと中国です。
最近だと中国産のベンゾインオイルは安くて量が多いことから、世界シェアをとてつもない勢いで伸ばしていることでも有名です。ベンゾインの精油はとても高価なので、コスパの良い中国産のベンゾインオイルに需要が集まっています。
ちなみに、香水や精油の原料となるベンゾインは人の手によって栽培されたものが使われています。
自然に自生している品種は虫がつきやすく品質も不安定なのでグレードの高い精油などには使われません。
ベンゾインは日本で栽培されている?
ベンゾインは気温さえ合えば放っておいても育つので比較的育てやすい植物です。
日本では観葉植物として栽培されることはありますが、香水や精油の原料に使われる大規模な栽培はほぼ行われていません。
つまり、日本で流通しているベンゾインの精油はほぼ全てが海外産であるということです。
日本で流通しているアロマオイルの中には、石油由来の成分で希釈された物も多くあるので通販などで購入する場合は品質をよく調べましょう。現地の農家と直接契約をしている有名なメーカーの商品であれば信頼できますね。
確実に本物を入手したいのであればベンゾインを自分で栽培するのが確実です。
種や苗からであれば安く育てることができ、完全オーガニック栽培も可能となります。
自家栽培すれば自分で使わない限り農薬とは無縁なので、農薬や防かび剤を使ったベンゾインは嫌だという方は、自分でベンゾインを種や苗から育ててみるのも1つの手ですね。
自分で収穫したベンゾインを抽出すれば高品質の精油や香水が作れるのでオススメですが、「収穫するのに時間が掛かる」「植えるのに広いスペースが必要」「虫がつきやすい」という欠点もあります。
それが面倒であれば最初から市販の精油を買うことをおすすめします。
ベンゾインと安息香酸の関係性/体に悪い成分?
ベンゾインの日本名は「安息香(あんそくこう)」です。
日本で安息香と聞くと無意識に「体に良くない成分」だと思う方もいらっしゃるかもしれません。
そうなんです、実は食品添加物等でお馴染みの「安息香酸」は安息香(ベンゾイン)の名前が由来になっています。
安息香(ベンゾイン)から化合物の「安息香酸」が発見され、安息香酸という名前が付いています。
原産地や種類によっても異なりますが、一般的にはベンゾインの精油には安息香酸が約20%近くも含まれているとされています。
ベンゾイン(安息香)から安息香酸が発見された経緯があるので、ベンゾインの精油に安息香酸が含まれていても何の不思議もありませんが、このことを知らない方は驚くかもしれませんね。
上記の表を見る限り、「吸入した場合」「皮膚に付着した場合」「目に入った場合」「飲み込んだ場合」に注意が必要とされています。
ベンゾインの精油には「安息香酸」が約20%近くも含有している可能性があるので、「アロマディフューザーでアロマを大量に焚く」「精油を希釈せずに皮膚に直接塗布」「精油を飲むこと」はやめた方が良いという結論になります。
ベンゾインの精油は扱い方が難しいので、もしベンゾインの使用量や使い方に不安があるのであれば、アロマセラピストや専門のお医者さんに相談してください。
結論:ベンゾインの精油は注意事項が多いので初心者向けとは言えないでしょう。
ベンゾインはどんな香り?
ベンゾインの香りは若干の甘みがあり「焦げたバニラの香り」「エグ味が強いチーズの香り」「発酵したレモンの香り」とも表現されます。
人によっては甘ったるく吐き気を感じる方もいるそうです。初めて匂いを嗅ぐと「生乾きの服」のような香りがすると表現される方もいます。
このように、ベンゾインは万人受けするような香りではありません。
人によっては不快に感じる方もいるので公共の場での使用は控えた方が良いかもしれません。
男性にモテる匂い?
ベンゾインの香りは男性が「母性を感じる匂い」に近いとされ男ウケが良い香りだと言われています。
モテるかどうか分かりませんが、男性が好意を持つ香りに近いのかもしれません。
・男性が好む香りの系統は「奥に深みを感じる複雑な匂い」
・女性が好む香りの系統は「シンプルで清涼感ある匂い」
ベンゾインの匂いはバニラ系の複雑な香りがします。若干の清涼感もあって男性は好きな人が多いかもしれません。
男性が好む香りの系統には近いのですが、女性が好む香りの系統とは少し離れています。
フェロモンの香りに近い?
フェロモンは子孫繁栄のために異性を惹きつける本能的な香りを放つと言われています。
そもそもフェロモンとは?
フェロモンとは、汗腺などを通して体の外に放出され、「仲間を集める」、「身の危険を知らせる」、「道を教える」、「異性をひきつける」など自分と同じ種に対して情報を伝え、本能的な行動を起こさせる物質です。
昆虫から魚類・哺乳類などの動物まで広く存在しています。 特に良く知られているのが性フェロモンと呼ばれるもので、より強い子孫を残すため、「遺伝子レベルで相性の良い異性を惹きつける」という役割があります。
引用元:フェロモン香水ラボ
フェロモンの匂いを異性を惹きつける香りとするならば、ベンゾインの香りはそれに近いと言えるでしょう。ただし、ベンゾインにはフェロモンは含まれていません。あくまで擬似的な意味合いでの表現です。
ベンゾインの香りは不快?
ベンゾインの香りは「好き嫌いが分かれる独特な甘い匂い」と言われています。
その香りは異性からは好かれますが、同性からはあまり好まれない香りの系統の1つとも表現されます。
ベンゾインは複雑な成分が絡み合っているので、人によって匂いの感じ方は様々です。
匂いが複雑がゆえに万人受けするような香りとは言えず、使用する場所や状況を的確に見極める必要があります。
ベンゾインの香りは嫌いという意見
ネットでベンゾインの香りの口コミを調べていたら、「ベンゾインの香りは嫌い」「私は苦手です」「ベンゾインの香りを嗅いだら吐き気がする」という意見も見つかりました。
ベンゾインは賛否両論ある香りの1つですが、「昔は好きだったが急に苦手になった」or「昔は嫌いだったが今は好きになった」という口コミもあります。
ベンゾインの香りに興味を持っている方はそういう意見もあるということを知っておくと良いかもしれません。
※それでは実際の口コミをご紹介します↓
ベンゾインって甘い香りが少し苦手に思ったけど、使い続けると良いね(^^)
— ideearth (@idea90244611) March 25, 2021
うわー、ベンゾインの香りが苦手な事が発覚した…
— はち (@hatchi_potchi_8) November 6, 2019
指からほのかにベンゾインの香り…てか臭い。結構臭い。(´・ω・`)
— なつみ (@723_Uw_456) May 7, 2013
ベンゾインの香りが苦手な旦那が出勤した後に‥ベンゾイン・サンダルウッド・ユズ・ベルガモットをブレンドして焚いてます(*^_^*)幸せ過ぎる~☆アロマに出会えたことに感謝。
— リンデンフラワー (@AKANE1007) May 24, 2012
折角買ったベンゾインにちょっと薬っぽい臭いが…。バニラっぽい香りが好きで買ったのにー。これじゃあ、安息香にならないよ。
— 25green (@25green) October 8, 2011
- 質問
ベンゾインについて
最近ベンゾインの精油をいただきました!
バニラのような香りで気に入っています*
わたしはラベンダーを少しブレンドするのが好きなのですが、検索するとベンゾインとラベンダーの相性が良いというのを見ないのですラベンダーはいろいろな精油と相性がいいと言われていますがベンゾインはあまり相性がよくないのでしょうか?
引用元:Yahoo!知恵袋
個人的にはすごく好きな香りです(><) - ベストアンサー
ベンゾインですが、一般的にイランイラン、サンダルウッド、ジュニパー、ミルラ、ローズウッド、ネロリ等の柑橘系と相性が良いと言われますが、ラベンダー。こちらは比較的どの精油とも相性が良いので、質問者様がお好きなお気に入りのブレンドであれば、それを大事にして頂きたいな、と私は思います。
相性の良し悪しはあくまでも一般的なものですし、香りの好みも人それぞれです。一番重要なのは、自分が好きな香りであることです。
色々試してみて、自分が好きなブレンドが見つかったら、相性云々よりも、それを大事にして頂きたいなと。オリジナルの香りとしても良いと思いますよ。
相性の良し悪しも、つまるところ、個人の主観的な部分が大きいと思います。相性が良いと言われるブレンドでも、必ずしも全ての人に合うとは限らないからです。
相性が良いといわれる精油以外でも試してみて、お気に入りのものが見つかればそれで良いと思いますし、色々試してみてお気に入りのものを見つけるのも、アロマの楽しみだと私は思います。
よろしければ参考にしてください。
引用元:Yahoo!知恵袋 - 質問者からのお礼コメント
ありがとうございます*
引用元:Yahoo!知恵袋
ベンゾインの成分を分析
「以前はベンゾインの香りが好きだったのに急に苦手になった」という意見があるのは、ベンゾインに含まれている成分がかなり複雑であることが原因ではないかと言われています。
それでは、ベンゾインの成分表を見てみましょう↓
引用元:生活の木 公式サイト
ベンゾイン 成分表 成分名 含有% 脂肪族アルコール
エタノール
0.51%エステル
安息香酸ベンジル
0.50%アルデヒド
バニリン
0.39%その他
安息香酸
18.20%その他(希釈剤として)
モノプロピレングリコール
75.00%
このように、ベンゾインには複数の成分が含まれています。これらの成分がベンゾインの複雑な香りを形成しているのかもしれませんね。
注意点としては、これはあくまで「生活の木のベンゾイン精油」に含まれている成分です。
他のメーカーの商品によっては含まれている成分などに違いがあるかもしれません。
精油に含まれる成分を公開していないメーカーが多い中で、生活の木では販売している全ての精油の成分表を公開しています。
本物の精油を日本で買うのであれば「生活の木のベンゾイン精油」が信頼できる安全な商品と言えるでしょう。
成分の効能をチェック!
それでは、ベンゾインの精油に含まれている成分の効能を見ていきます。
ベンゾイン全体の効能ではなくベンゾインに含まれている各成分の効能になります。
成分 | 効能 |
---|---|
エタノール | ・防腐作用 |
安息香酸ベンジル | ・殺菌作用 ・抗菌作用 ・抗ウイルス作用 ・抗不安作用 ・リフレッシュ作用 ・血行促進作用 ・蚊に対する忌避作用 ・虫除け作用 ・防虫作用 ・強壮作用 ・収斂作用 |
バニリン | ・抗炎症作用 ・整腸作用 ・おならの回数を減らす ・おならの臭いを軽減 ・体臭抑制作用 ・口臭を抑える ・脂肪燃焼作用 ・抗酸化作用 ・アンチエイジング作用 |
安息香酸 | ・防腐作用 ・殺菌作用 ・防臭作用 |
モノプロピレングリコール | 希釈剤として |
ベンゾインはやばい?/デメリットや危険性を確認!
今ここで結論を述べると、ベンゾインの成分自体には「やばい」と言われる成分はあまり含まれておらず安全な植物と言えるでしょう。
ただし、安いベンゾインの精油・アロマオイルは石油由来の成分で希釈されていたり、合成香料が混ぜられていたりするケースもあります。
石油由来の成分で希釈されている精油をアロマディフューザーなどで大量に焚くと、石油の成分まで吸い込んでしまいそれが健康被害に繋がるのではないか?と不安になっている方も多いです。
それが「ベンゾイン やばい」と言われている原因ですが、ベンゾイン自体がやばいわけではありません。
ちゃんとした品質の本物のベンゾイン精油であれば、こうした不安とは無縁です。
なので、ベンゾインの精油は信頼できる有名メーカーから買うのが無難でしょうね。
石油由来だから危険は危ない考え?
石油由来の成分が含まれているからそれが全部危険とはなりません。
なぜなら私たちの身の回りには石油から作られた物などでありふれているからです。
石油を原料とする有名なもの
・プラスチック
・合成繊維
・食品添加物
・農薬、化学肥料
・市販薬
・界面活性剤、洗剤
・合成香料
このように様々な物に石油由来の原料が使われています。
服には合成繊維、食品には食品添加物、化粧品や芳香剤の香りつけには合成香料が使われていて、石油から作られるこれらのものは私たちの生活から切り離せないほど依存度が高くなっています。
なので、石油由来だから危険という理論は根本的に間違っています。
石油から作られた物は安全?
精油やアロマオイルの例で言うと、極端に安い商品は石油由来の成分(合成成分)で希釈されているモノも流通している場合があるので、その点については注意した方が良いかもしれません。
ベンゾインの毒性について
ベンゾインには毒性はありません。
毒性がないので比較的取扱いが簡単な植物だとされています。
ベンゾイン単体には毒性はないが、ベンゾインの濃縮物(精油)には経口毒性がある点に注意してください。
一般的な芳香浴程度であれば何の問題もなく使用できますが、量や使い方を間違えると何らかのリスクを伴う危険性があります。
初心者には適切量がどれくらいなのか判断できないケースがあるので、もしベンゾインの使用量や使い方に不安があるのであれば、アロマセラピストや専門のお医者さんに相談してください。
ベンゾインの禁忌
ベンゾインの禁忌(きんき)をご紹介します。
禁忌とは?——《禁止されていること、タブー、やってはいけない事を意味する言葉です。》
犬や猫の飼育環境で使用注意
ベンゾインの禁忌 | 解説 |
---|---|
犬や猫の飼育環境で使用注意 | ・ベンゾインの精油は科学的根拠が曖昧で「犬や猫に危険」と言う意見と「猫には危険だが、犬に関しては”適切な使用方法を守れば大丈夫“」という意見に分かれています。 ・ですが、ベンゾインの精油を使用してもペットに良い影響はほとんどなく、メリットとデメリットを天秤にかけた時にデメリットの方が大幅に上回るので「犬や猫」「その他ペット類」の飼育環境でベンゾインの精油を使用するのは控えた方が良いでしょう。 ※他の精油の例では、猫が中毒症状を起こして死亡した例もあります。 >> 猫科の動物は肉食のため精油(植物の濃縮物)を上手く代謝できません。そのため中毒症状を引き起こしてしまうリスクが高いのです。 |
妊娠中や授乳中の使用注意
ベンゾインの禁忌 | 解説 |
---|---|
妊娠中や授乳中の使用注意 | ・ベンゾインの精油には複雑な成分が含まれていて、それらの成分がホルモンバランスに影響を与える可能性が指摘されています。 ベンゾインの精油を間違った使い方や大量摂取してしまうと、ホルモンバランスが崩れたり子宮収縮が起こり早産や流産などを引き起こすリスクがあるため妊娠中の方はご注意ください。 授乳中の方も「乳幼児に悪影響を与える可能性」が指摘されているので、ベンゾインの精油の使用は極力控えた方が良いです。(※とは言っても、芳香浴程度あれば問題ないという意見もあります。) 以上のことから、妊娠中や授乳中にベンゾインの精油を使用するのはやめた方が良いでしょう。 もし、どうしても使用したい場合はかかりつけの医者に相談する事をお勧めします。自己判断での使用は非常に危険です。 |
アレルギー体質の方は注意
ベンゾインの禁忌 | 解説 |
---|---|
アレルギー体質の方は注意 | ・ベンゾインはアレルギー反応が起こりやすいとされているので、生まれつきアレルギー体質の方はご注意ください。 天然植物から抽出された精油はアレルギー反応を引き起こしやすくなると言われています。 基本的に花粉症の方はベンゾインの精油を使用するのは控えた方が良いでしょう。 |
経口摂取に注意
ベンゾインの禁忌 | 解説 |
---|---|
経口摂取に注意 | ・ベンゾインの精油を大量に経口摂取すると頭痛や嘔吐、めまいなどの症状を引き起こす可能性が指摘されています。 「精油を飲むはずない!」と思われるかも知れませんが、実際のトラブルで多いのが精油の飲用事故になります。子供が間違って飲んでしまった事例も多くあります。 赤ちゃんや子供が誤飲しないためにも、ベンゾインの精油は子供の手が届かない場所で厳重に保管してください。 |
薬との飲み合わせに注意
ベンゾインの禁忌 | 解説 |
---|---|
薬との飲み合わせに注意 | ・ベンゾインは薬との飲み合わせがよくありません。ベンゾインに複数の複雑な成分が含まれていることが原因とされています。 「ベンゾインを使用する際は薬を服用しない」or「薬を服用する際はベンゾインを使用しない」のどちらかにしましょう。 アロマディフューザーでアロマを焚く場合も、アロマを焚いている時は薬の服用は控えた方が良いです。なぜなら、精油の成分が経皮吸収される可能性があるからです。 |
その他の注意事項
ベンゾインの禁忌 | 解説 |
---|---|
その他の注意事項 | ・天然物のベンゾインは高価なため石油由来の成分で希釈した物も多く流通しています。 その精油をアロマディフューザーなどでみだりに焚くと石油成分まで吸い込んでしまい、脳への影響・健康被害への懸念があるのでご注意ください。 |
ベンゾインの効果・効能まとめ
これまでベンゾインの禁忌(デメリット)を見てきましたが、果たしてベンゾインにはデメリットを超える効果や効能(メリット)があるのでしょうか?
ベンゾインの精油の使用にはリスクが伴うため、リスクを凌駕する効果が得られないと対価に見合いません。
それではベンゾインの効果効能を見ていきます↓
ベンゾインの効果効能【女性の場合】
ベンゾインの効果効能【女性の場合】 | 解説 |
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不安を和らげる | ・ベンゾインには気持ちを落ち着かせる成分が含まれているので、不安を和らげるのではないかと言われています。 生理前のイライラ、生理後の不安な気持ちなどを緩和するのに役立ちます。 不安やストレスの問題は結局のところ気持ちの問題だと思いますが、ベンゾインの匂いを嗅ぐと安心できるという方も一定数いらっしゃるので、不安で押し潰されそうな思いをしている方は、ベンゾインの匂いを嗅いでみるのはどうでしょうか? |
自尊心を高める
ベンゾインの効果効能【女性の場合】 | 解説 |
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自尊心を高める | ・ベンゾインの香りは気分を落ち着かせると同時に気分を高める作用もあるとされています。 気分を落ち着かせた後に徐々に気分を高めてくれるので、自尊心が心地よい状態で保たれやすいです。 「病は気から」という言葉があるように結局は気持ち次第だとは思いますが、自己肯定感が極端に低い方は一度試してみるのはどうでしょうか? |
生理痛やPMS、更年期障害の緩和
ベンゾインの効果効能【女性の場合】 | 解説 |
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生理痛やPMS、更年期障害の緩和 | ・ベンゾインは抗炎症作用や鎮痛作用があるとされるので、生理痛やPMS、更年期障害を緩和するのに役立つと言われています。 ですが、科学的根拠は乏しく本当にそのような働きをするのかは分かっていません。 本当に効果があるのであれば医薬品になっているはずなので、生理痛やPMSの痛みを軽減する作用はあまり期待しない方がいいでしょう。 しかし、ベンゾインには気持ちを元気にしてくれるリフレッシュ作用があるので、生理痛やPMS・更年期障害の際のナイーブな気持ちを前向きにしてくれる作用自体は割と期待できるかもしれませんね。 |
乾燥肌の改善・アンチエイジング作用
ベンゾインの効果効能【女性の場合】 | 解説 |
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乾燥肌の改善・アンチエイジング作用 | ・ベンゾインには保湿作用やアンチエイジング作用を有する成分が多く含まれていて、肌荒れの改善や肌の保湿に役立つのではないかと言われています。 ベンゾインは医薬品ではないので、すぐに分かるような効果や結果は望めないと思いますが、長期的に見れば肌のアンチエイジングや美肌面で何らかの役に立つかもしれません。 肌の老化を抑えるのは短期間では不可能で、長期的なケアの積み重ねが必須だと言われています。肌のアンチエイジングで今までの努力(保湿、肌の手入れ)の結果が分かるのは最低でも20年後だという指摘もあります。 つまり、肌のケアにどんなに気を使っていてもアンチエイジング面で効果を実感するには凄く時間がかかるということです。 「肌の保湿や肌のケアは未来の自分への自己投資」とも言えるでしょう。 |
虫除け作用(G非対応)
ベンゾインの効果効能【女性と男性共通】 | 解説 |
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虫除け作用 | ・ベンゾインには虫除け作用があるとされる成分を含んでいるため、虫除け対策に役立つと言われています。 一般的には蚊よけに使用される場合が多いのですが、ベンゾインにはゴキブリが嫌う成分があまり含まれていないので、ゴキブリ避けには効果がないという指摘もあります… 殺虫剤を使いたくない方はベンゾインオイルで虫除け対策をするのも1つの手だと思いますが、一部の虫(ゴキブリ、ムカデ)には対応していない可能性があるのでその点はご留意ください。 確実にゴキブリ対策をしたいのなら、精油ではなく殺虫剤を使わなければ根本的な解決は難しいでしょう。 なぜなら、ベンゾイン精油は虫除け作用は期待できますが殺虫作用は有していません。もし家の中でゴキブリが繁殖している場合だと、精油で虫除けをしても匂いを嫌って家の中(別の場所)を移動するだけなので根本的な解決になっていないからです。 |
ベンゾインの効果効能【男性の場合】
次に男性の場合の効果効能を見ていきます↓
ベンゾインの効果効能【男性の場合】 | 解説 |
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幸せな気持ちになれる | ・ベンゾインには気分を上げる作用があるとされ、落ち込んだ気持ちやネガティブ思考を改善してくれるかもしれません。 また、ベンゾインの香りは「母性を感じる匂いに近い」とされ幸せな気持ちになれるという方もいます。 男性の場合は生理がないのでホルモンの変動による心理変化は少ないとされています。 ですが、季節の変わり目などはネガティブ思考やマイナスな気持ちになる人も多いようです。 季節の変わり目の不安定な暗い気分をリセットするのに役立つかもしれません。 >> 現代社会は便利になったが故にストレスを感じやすい。 今の私たちの生活というのは色々な事が便利になった反面「重度のストレスや理不尽な思い」を感じやすくなっているとされています。 もし「昔のようなアナログ生活」に戻れば「もっと便利になったらいいのに」と不満に思うだろうし、今のように生活が豊かになったら「ストレスを感じる、昔に戻りたい、理不尽だ」と思うのは心が満たされてるが故の心理現象だと言えます。 ある意味では「歪な承認欲求」の1つとも言えるでしょう。 |
ニキビの改善
ベンゾインの効果効能【男性の場合】 | 解説 |
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ニキビの改善 | ・ベンゾインは抗炎症作用や鎮静作用があるとされるので、炎症を起こしたニキビに役立つのではないかと言われています。 ※ただし、ニキビ治療への科学的根拠は乏しくニキビに対する効果はあまり期待できないでしょう。本当にニキビに効果があるなら医薬品になっているはずなので、過度な期待は禁物です。 ただし、ベンゾインには肌の保湿作用や収斂作用、抗菌作用、皮脂抑制作用が期待できるとされるので、間接的にニキビをできにくくする肌環境を整えてくれる可能性はありますね。 結局のところニキビができる原因は遺伝性の場合を除くと、ほとんどが保湿不足か間違ったスキンケアの仕方が原因の場合が多いとされています。 ニキビに悩んでいる方は、ベンゾインの精油に頼るより、まずは根本的な原因(保湿、スキンケア、生活習慣)を見直さなければ意味がないと言えるでしょう。 |
集中力を高める
ベンゾインの効果効能【男性の場合】 | 解説 |
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集中力を高める | ・ベンゾインの香りは集中力を高める作用が期待できるとされています。 海外では、学生が勉強するときやテスト前にベンゾインの匂いを嗅いで試験に挑むことがよくあるそうです。 ただし、ベンゾインには記憶力を高めたり、学習能力を向上させるという科学的根拠はありません。 あくまで願掛けとして使われているということをご理解ください。 |
皮脂抑制作用
ベンゾインの効果効能【男性の場合】 | 解説 |
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皮脂抑制作用 | ・男性の場合は皮脂を抑制する作用があるとされ、油分の多いオイリー肌の改善に役立つと言われています。 男性は女性に比べて皮脂が多いので、基本的にオイリー肌の方が多いとされています。 過度なオイリー肌はニキビができやすく、一度ニキビができると治りづらいです。そういう悪循環を断ち切るのに役立つかもしれません。 ※ただし、ニキビ治療の科学的根拠は乏しくニキビへの効果はあまり期待しない方が良いでしょう。あくまで、皮脂を調整する作用があるかもしれないということです。 ニキビ治療を目的した使用はお勧めしません。 |
ベンゾインの効果に対する総評
これまでベンゾインの効果を詳しく見てきましたが、「ベンゾインの効果に対する科学的根拠が曖昧」だということにお気づきでしょうか?
あくまで、「不安が軽減されるらしい」「虫除け作用があるらしい」「肌荒れやニキビの改善に役立つらしい」というように確実な根拠は見つかっていません。
ベンゾインの精油にはデメリットも多く見られ、メリットとデメリットを天秤にかけた時ときにデメリットの方が上回る可能性もあります。
とは言え、ベンゾインは民間療法で長きに渡って使用されてきた信頼ある植物ではあるので、科学的根拠は不確かですが肌トラブルやメンタル面で何らかの解決策を導いてくれるかもしれません。
「1.推奨量を必ず守ること」「2.混ぜ物のない天然100%の精油を使うこと」「3.間違った使い方をしないこと」この3点の遵守を心がけてください。
信頼できる精油メーカーはどこ?
結局、信頼できる精油メーカーはどこなのか調べてみました。
100%天然由来の精油は高価な物なので相場より遥かに安い精油やアロマオイルなどは、石油由来の成分で希釈されていたり、合成香料(石油由来)が混ぜられているケースもあります。
「石油由来の成分が含まれているから体に悪い」と結論を急ぐのは良くありませんが、毎日使用するのであれば「100%天然由来の精油」が安心できるかもしれません。
精神的に安心したいのであれば有名メーカーの精油を買うのが無難ですね。
それでは、信頼できる精油メーカーを3社ご紹介します↓
生活の木
名前 | 生活の木 |
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信頼度 | |
国 | 日本 |
会社名 | 株式会社生活の木 |
創業 | 1955年9月1日 |
本社所在地 | 東京都渋谷区神宮前 |
事業内容 | ハーブやアロマセラピー関連 |
説明 | ・日本を代表する老舗の精油メーカー。 世界各地にある提携農園から厳選した精油を調達しています。全国に約100店舗の直営店があり、日本での認知度は絶大です。 アロマ初心者でどこのメーカーの精油を買ったらいいのか悩んでいる方にお勧めします。 |
ニールズヤード
名前 | ニールズヤード |
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信頼度 | |
国 | イギリス |
会社名 | Neal’s Yard Remedies |
設立 | 1981年 |
本社所在地 | イギリス ドーセット州ギリンガム |
事業内容 | 化粧品、スキンケア、エッセンシャルオイルの販売 |
説明 | ・イギリスを代表する精油メーカー。 オーガニック精油の種類が豊富で「植物そのままの香り」に定評があります。 アロマ中級者でオーガニックの精油に興味を持ち始めた方にお勧めします。 |
プラナロム
名前 | プラナロム |
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信頼度 | |
国 | ベルギー |
会社名 | Pranarom International S.A. |
設立 | 1986年 |
本社所在地 | ベルギー |
事業内容 | 化粧品、精油の販売 |
説明 | ・ベルギー を代表する精油メーカー。生活の木やニールズヤードと比べると価格が高いが、アロマ愛好家から絶大な支持を集める精油ブランドです。 ワンランク上の「上品な香り」に定評があります。 アロマ上級者で高級な香りに興味を持ち始めた方にお勧めします。 |
どのメーカーを選べばいいの?
信頼できる精油のメーカーとして「生活の木」「ニールズヤード」「プラナロム」の3つをご紹介してきましたが、この3つのメーカーからどれを選べばいいのでしょうか?
早速結論を申しますと、この3つの中ならどれでも良いという結論に至りました。
「生活の木」「ニールズヤード」「プラナロム」はそれぞれ国を代表する一流メーカーですので、精油の品質が良いのは当たり前のことです。あとは値段や香りの好み次第ということになります。
日本では「生活の木→ビギナー向け」「ニールズヤード→中級者向け」「プラナロム→上級者向け」にお勧めされることが多いようです。
今まで安いアロマオイルしか嗅いだことがない方は、まずは生活の木の精油で匂いの嗅覚を磨いてみるのはどうでしょうか。
ベンゾインの基本的な使い方
それではベンゾインの精油の基本的な使い方をご紹介します↓
ニキビ対策化粧水
ベンゾインの精油は刺激作用が強く直接肌に塗布することはやめた方がいいです。
そこで、直接肌に塗布できるニキビ対策化粧水を考案しました。
ニキビ対策化粧水のレシピ
・市販の化粧水→100ml(できれば医薬成分が入っていないシンプルな物)
・ベンゾインの精油→10滴
たったこれだけの材料です。化粧水に精油を10滴入れてよく混ぜて完成です。
使用前によく振って通常の化粧水と同じように使用します。顔に使う場合は目に入らないように注意してください!ベンゾインの精油は刺激作用が強いので目に入ると危険です。
安心感あるハンドソープ
ベンゾインの抗不安作用を期待した、安心感あるハンドソープのレシピをご紹介します。ただ混ぜるだけなので簡単です。
「石鹸で手を洗った後に自分の手の匂いを嗅ぐと精神的に安心感や幸福感が感じられる」と聞いたのでこのレシピを考案しました。
安心感あるハンドソープ
・市販のハンドソープ→100ml(泡タイプのハンドソープでも可、肌が弱い方はボディソープで代用しても大丈夫です。)
・ベンゾインの精油→50滴
たったこれだけの材料です。ハンドソープに精油を50滴入れてよく混ぜて完成です。
あとは通常どおりハンドソープを使って手を洗います→そして手を軽く拭いて手の匂いを嗅ぎます→安心感
ハンドソープは洗い流すことが前提になっているので精油の量も多くなっています。お好みで精油の量を増減してもいいかもしれません。
自己肯定感が低い人に【鏡オイル】
自己肯定感が低い人の特徴に「自分の姿を鏡で直視できない」「髪型が気になって仕方がない」という行動心理もみられるそうです。
そこで、自己肯定感の改善に役立つかもしれない鏡オイルをご紹介します。
鏡オイル
・鏡(手持ち鏡・置き鏡のどちらでも大丈夫です。)
・ハンカチ→1枚
・ベンゾインの精油→5滴
ハンカチに精油を5滴垂らして5分間そのまま放置します→5分経ったらそのハンカチで鏡を満遍なく拭きます→10分間ぐらい無心になって鏡を拭いていると→気持ちに変化があるかも
※鏡を拭いている時は自分の顔や髪を直視せずに自分の手先だけをみるようにします。
「病は気から」という言葉があるように結局は気持ち次第だとは思うので、無意味に思えるこの「鏡オイル」でも何らかの気持ちの変化が起こるかもしれません。
自己肯定感が極端に低い人は一度試してみるのはどうでしょうか?
ベンゾインの口コミ・評判/実際に使ってみた感想は?
ベンゾインの口コミ・評判は以下↓のようになっています。
ネットでベンゾイン樹脂買ったらほとんど粉だった😿ベンゾインのまともなのほちい pic.twitter.com/NNZkkiDaND
— ぽっぽるんがるんるん (@tyuntyunhappy2) January 9, 2021
世界最古の消臭剤。
— mikico-mejiro3 (@mimipko) December 2, 2014
空気を浄化する紙のお香を見つけた☆
ほんのりバニラの香り。パピエダルメニイは安息香の木から採取したベンゾイン樹脂を含んでいてその成分が空気を浄化するとのこと。
フランス産。 pic.twitter.com/FCzTZhQhKV
樹木から分泌される樹脂ならアロマテラピー用に
— fragment (@1248mpc) March 8, 2017
フランキンセンス( 乳香 )とベンゾイン( 安息香 )の精油を持ってて
フランキンセンスはラベンダー+ベルガモットの組合せが最高に好きで
ベンゾインは濃厚なバニラの甘い香りだから冬にぴったりで喉の痛みにいいよ pic.twitter.com/0gei5qlrRQ
ベンゾインの精油買ったのですが、イマイチ使いこなす自信がなくて未開封。
— まちこ(Yorisoi Aroma) (@machiko67990585) June 20, 2022
今年度はベンゾインと仲良くなりたいな〜^ ^ pic.twitter.com/G9mZi86Rcx
加湿器と間違えて買ってしまった
— 月猫舎 (@tukinekosya) February 22, 2017
アロマディフューザー用のアロマオイルに
バニラを試してみたらちょっと香りが
強めだった(^。^;)
で、それに近い?オイルを探したら、
「ベンゾイン(安息香)」っていうオイルを見つけた。
ほどよく甘めなお菓子のような香りで気に入っています。 pic.twitter.com/x3OGkrXtr1
今日こそは熟睡する!
— まぁーこ (@twilight_shion) November 20, 2020
アロマはベンゾイン+フランキンセンス!
樹脂大好き過ぎる…😂 pic.twitter.com/2c1QDP2cD2
先日、ベンゾインの樹脂香を手に入れたので、どう使ったら使いやすいかを模索中。呼吸器が弱い私には強い味方のベンゾイン。和名は安息香。今の所、溶けかけの樹脂香に食塩を混ぜて希釈するのが程良い香りで煙もあまり出ないので、ベストかなー
— 水無月 舞💉💉💉💉@魔女になりたい (@mai_minaduki) March 2, 2018
バニラフレーバーの塩が出来上がりました。
食用不可。 pic.twitter.com/2YZOoOgii3
珍しいお香が入荷しました。樹脂香なんです。樹液を集めて固めたもの。香る油分を多く含みますので、香るとともに溶けて樹脂様になります。古代から西洋やアラブ諸国でも人気のお香です。#ベンゾイン #フランキセンス #樹脂香 #insence #frankincense #benzoin #エスニック #ayumihandicraft pic.twitter.com/bn0EvwjFVp
— 歩 寺町本店 (@ayumihandicraft) December 9, 2018
樹脂香は煙が凄いので煙が出ないように加温して香りだけ楽しんで居るのですが、本日は小さな欠片を直接香炭に乗せてみました。
— かたつむり💉💉💉💉🐌魔女になりたい🐌 (@katatimuri) January 19, 2020
この位なら煙感知器も作動しないようです!
サルツリー樹脂が苦い風味の香りなのでベンゾイン沢山に少量混ぜて甘さの緩和に使えそうです。
沙羅双樹は独特な匂いだわ pic.twitter.com/5EcmwtmglW
そんなこんなで呼吸器のケアにベンゾインの樹脂香を炊いている
— かたつむり💉💉💉💉🐌魔女になりたい🐌 (@katatimuri) February 18, 2023
煙が出ると厄介なので
DAISOのキャンドル用のストウブに
アルミ?ステンレス?のお皿乗っけて食塩に樹脂を乗せて加熱
溶けてきたのを混ぜ混ぜ。
これで暫くはキャンドルを灯す度にバニラの香りにのって安息香が拡散するので喉が楽になる pic.twitter.com/1IY7q7c1bq
東急ハンズのアロマショップで白檀のフレグランスオイルとベンゾインのアロマ精油を買ってきた! pic.twitter.com/rVhDcDlLfJ
— てつや (@maxz600) November 19, 2021
最近アロマディフューザー買いました。
— ゆんゆん (@penguin_yunyun) March 29, 2017
部屋の中がバニラとベンゾインの甘い香りに包まれてます。 pic.twitter.com/svxLFLoixy
ハンドクリームを作りました♪
— しずくみんと🌿アロマ (@shizukuaroma) March 19, 2023
いつも短期間で使いきれる分量で作っています🥰
蜜ろう
ホホバオイル
シアバター
ラベンダー精油
ベンゾイン精油 pic.twitter.com/kFKmaOceOs
ミツロウバーム作り🤲💕
— まちこ(Yorisoi Aroma) (@machiko67990585) January 22, 2023
植物油はマカデミアナッツとホホバ、精油はベンゾインとサンダルウッド。
精油濃度0.5%未満で作りましたが、ほのかな香りで良い感じです^ ^
食事前に手に塗ってもさほど気になりません🎵#箕面市#アロマテラピー教室#オープン準備中 pic.twitter.com/HrUNKPJILl
初めてアロマオイルを買いました💛
— RIKU (@ri9_ixm17) January 28, 2021
仕事用にレモンと、まったり用にベンゾインというものからまず。あとはねこのアロマストーンも🐱
アロマディフューザーとかも揃えたい✨ pic.twitter.com/cKBdC6wCwD
ウルウルリップ&
— cocoryon (@cocoryon1) November 28, 2022
ローズマリーチンキで作ったローズマリークリームにシアバター♥️そして、ベンゾインと柑橘精油をin🍊
とーっても良い香り✨#アロマ#手作りリップ#ローズマリー#ローズマリークリーム#癒し#ハーブ#チンキ pic.twitter.com/gwz9aVosPI
制作環境向上の為にアロマディフューザーなるオサレな物を購入。オイルはサンダルウッドとベンゾインをチョイス。どっかのお寺みたいな香りですが気分が落ち着いて良いです。ただ、オイルの値段高ぇ。2mlで2500円て…。#アロマ #いいかほり pic.twitter.com/xbKc1i4Yyo
— 24P (@24Poonz) September 11, 2017
さいごに
ベンゾインの香りがヤバいらしいという噂を耳にしたので詳しく調べてみました。
今ここで結論を述べると、ベンゾイン自体は全然ヤバい物ではありません。
ベンゾインの成分には危険な物質はあまり含まれておらず比較的安全な植物として知られています。
このことから、精油を買うときは信頼できる有名メーカーの商品を選んだ方が安心できるかもしれませんね。
また、ベンゾインの効果効能については科学的根拠が乏しく賛否両論の意見があります。
そこで「科学的根拠が全てなのか?」と皆さんに問いたいです。
✔︎有名なことわざに「押してダメなら引いてみろ」という言葉があります。
化学的に作られた物を《押す》と表現するなら、民間療法で長期に渡って使われてきたベンゾインは《引く》とも表現できます。
つまり、化学薬品でだめなら原点に立ち戻って「天然のベンゾイン」に頼ってみるのはどうですか?
科学的根拠がどうだとかよく言われますが、科学的に立証されることが全てではないと思います。一度原点に戻ってみると科学では気付けない意外な結果に辿り着くかもしれませんね。
ではでは!
ベンゾインの精油は飲めない理由を分かりやすい例で言うと↓
>>「醤油」がその典型例に挙げられます。
醤油の原材料は大豆ですが、豆乳(原料:大豆)は飲めるが、醤油(原料:大豆)は飲めません。
醤油が飲めない理由は含まれている塩分が多すぎるからですが、醤油は大豆を濃縮した言わばエッセンスのようなモノで濃縮すると塩分やエグ味が出やすいです。
ベンゾインにも同じことが言えて、ベンゾインを濃縮して油分だけを取り出す精油はエグ味や良くない成分まで濃縮されてしまい飲用できません。